車椅子M.S君と行く九州・・・無謀な旅 (part13)



 このように肥薩線内には、田舎の雰囲気を感じ取れる風景がたくさんあり、非常にのどかです。
 10時55分、終点の吉松(よしまつ)駅に到着しました。

吉松駅、一瞬、やばい雰囲気がありましたが、ホームの端にスロープが備えられていたので、車椅子でも楽に下車や乗換えができるようになっていました。
 まだ、次の列車まで時間がありますので、吉松駅前を散策することにしました。

こちらは、SL資料館の中です。 肥薩線内の歴史や列車模型など色々とありました。
 そして、肥薩線内で走っていたであろう、SLが展示されていました。

M.S君も真剣な眼差しで見ておりました。
 わたくしたちが次に乗る列車が到着しましたので、駅員の案内で、スロープを渡って、ホームへ向かいます。
 次は、こちらの「しんぺい2号」人吉行きに乗車です。

これは、観光列車ですが、れっきとした普通列車です。
 この列車にも、先ほど乗った「はやとの風」のように、フリースペースがあります。
 この窓の形が、それを証明してますよね。
 車内は、このようにボックスシートとなっておりますが、やはり特徴が違いますよね。
 11時42分、定刻どおり発車しました。

吉都線の線路が離れていき、高度が上がっていきます。
 11時55分、最初の停車駅、真幸(まさき)駅に到着しました。

漢字で書いてあるように、真の幸せが来る駅です。
 ホームには、幸福の鐘があり、3回鳴らすと幸せになるといわれております。

M.S君は3回鳴らせば良いのに、5〜6回も鳴らしていました。
これで、わかるように、M.S君、ここでも降りました。
 真幸駅の駅舎も、なかなか良い感じとなっております。
さすがに、乗客で、この駅舎まで撮る人間は少なかったです。 
 この真幸駅もスイッチバックなので、いったんバックしてから、前に進みます。
下のほうに、真幸駅が見えました。
 そして、しばらく進むと、日本一の車窓が望めるところへきました。
 以前、この看板はなかったのですが、これがあると、分かりやすいですよね。
 それがこちらの風景です。
うす曇のため、景色がかすんで見えますが、ここから望む景色は最高です。
 ここから、桜島も望めるのですが、やはり、見ることは出来ませんでした。
前回の旅では、見ることが出来ましたので、良しとしましょう。
 12時15分頃、矢岳(やたけ)駅に到着しました。

ここでは、約8分間停車すると言うことなので、早速、車椅子のM.S君と一緒に下車しました。
 まずは、こちらのSL展示館へ・・・。
ここへ車椅子のM.S君を連れて行き、撮影は本人に任せて、わたくしは駅周辺を散策しました。
 矢岳駅を出ると、今度は、ループ線が待っております。
 このように看板があると、視界がさえぎられてしまいますが、分かりやすいので、この看板設置は賛成ですね。
 はるか下には、このように次の停車駅の大畑駅が見えていました。
あそこまでループを描きながら、降りていくのです。
 ループ線の途中には、またこのような看板が。
 ループの途中では、人吉市街が見渡せるからです。
 このように、はるか眼下に人吉盆地が望まれます。

最後にスイッチバックをして、次の停車駅へと入っていきました。
 12時40分、大畑(おこば)駅に到着しました。

ここでは、M.S君は散策せず、わたくしだけが駅前を散策しました。




[次へ]

[戻る]

[旅日記トップへ]

[トップページ]